季語 1 露の間つゆのま
木の葉の上に降りた露は、すぐにはかなく消えてしまう。ほんのわずかな時のことを、露の間という。 瞬(またた)く間は、まばたきをするくらい短い時間をいう。
季語 2 寸陰すんいん
一寸の光陰の意。「光」は日、「陰」は月を意味し、光陰は月日、歳月のことです。 寸陰はわずかな時間で、「光陰矢の如し」は、月日の過ぎ行く早さを表現する。
季語 3 刹那せつな
仏教のことばで一瞬のこと。 75分の1秒とも、指を弾く時間の65分の1の長さともいう。
季語 4 一日千秋のの思いいちにちせんしゅうのおもい
「秋」には時や年の意味もある。 愛する人には、一日逢わないで、それが千の秋、つまり千年と思われるくらい長く感じられる。 一日千秋の思いは、それほど強く相手を思うこと。待ち遠しいこと。
季語 5 悠久ゆうきゅう
「悠」は遥か遠く、ゆっくりしたなどの意。「久」は時間的な長さを意味する。 悠久は遥かに長い時間。
季語 6 星霜せいそう
「星」は一年で地球をめぐり、「霜」は毎年冬に降りることから、星霜は年月のこと。