< 雁がわたる、オオヒシクイ雑学

  ●文部省唱歌       雁がわたる


  「かり」が渡ってくる時の描写や季節感が歌に反映し、その情景が目に浮んできます。
  ゆったりとしたメロディも、詞の世界とマッチし文学的な情緒にあふれています。
  まさに日本の原風景であり、ここ稲波干拓地で見られる光景でもあります。

  明治45年(1912年)尋常小学唱歌 第三学年用では題名が「雁」でしたが 昭和7年(1932年)新訂尋常小学唱歌 第三学年用
  では「雁がわたる」に変わっています



    子供たちが唄っています                       伴奏です(伴奏に合わせてどうぞ歌ってみて下さい)

                                           

雁がわたる    

一、
  雁がわたる、

  鳴いてわたる。

  鳴くはなげきか喜か。

  月のさやかな秋の夜に、

  棹になり、かぎになり、

  わたる雁、おもしろや。

雁行 二、

  雁がおりる、

  連れておりる。

  連は親子か友だちか。

  霜の眞白な秋の田に、

  睦ましく連れだちて

   おりる雁、おもしろや。