稲敷雁の郷友の会


関東地方で最後の越冬地になった霞ヶ浦のオオヒシクイは、関東地方に雁を復元していくための、核となるとても貴重な群です

 毎年11月になると、ここ茨城県稲敷市江戸崎入干拓地(通称稲波干拓地)には、国が天然記念物に指定し法で保護しているオオヒシクイの群れがやってきます。

イラスト11  このオオヒシクイの群れは関東地方で唯一の個体群で、さらには太平洋岸としては、大変貴重な越冬地になっています。
オオヒシクイが属する雁の仲間は、繁殖地や越冬地が決まっているため、簡単にその場所を変えることが出来にくい鳥です。それだけに越冬期間中のオオヒシクイたちが、安心して過ごせる環境を作ってあげることが大切なことです。
 また関東地方の各地に雁を呼び戻すには、まず霞ケ浦の群れを、江戸崎入干拓地以外の地域にも分散できるよう数を増やしていくことが必要です。
霞ケ浦の群れは、関東地方に雁を復元していくための、核となるとても重要な群れであり、この群を守っていかなければなりません。



稲敷(いなしき)雁の郷友の会はオオヒシクイの霞ケ浦群を保護する活動をしています

 私たち「稲敷雁の郷友の会」は、越冬地周辺地域の皆さんや稲敷市と連携を図りながら保護活動を行っています。オオヒシクイの越冬期間中は、江戸崎入(稲波)干拓地の観察小屋を拠点にし、観察や必要な情報収集と対策を行ったり、 年間を通してはオオヒシクイ保護に向けた各種の普及啓発活動を行っています。
 越冬期間中、稲波干拓地内の観察小屋には、これまでの記録や資料、越冬期間中の写真等を展示しています。どうぞ観察小屋にお立ち寄りください。



会の目的  稲敷市江戸崎地区で越冬するオオヒシクイ等の永続的な飛来を望み、その保護に
      必要な情報の収集や各種の普及啓発活動を行う

会の憲章
   1.文化財保護法および鳥類保護法並びに動物愛護法の精神を常に尊重する
   2.行政や地域住民と連携を図り、オオヒシクイと共生できる地域社会の形成を目指す
   3.天然記念物のオオヒシクイをはじめ雁類等、渡り鳥の棲息環境の向上を図る
   4.観察の記録を一般に公開し、オオヒシクイ等の渡り鳥の保護に活かす
   5.オオヒシクイ等の渡り鳥に関する各種活動に参加し、自然を愛する心を育てる


主な活動内容
   ○越冬期間中のオオヒシクイ等の動向に関する情報を継続的に収集し、越冬環境の向上施策を
    検討し実施
   ○観察や見学者への説明、情報提供
   ○地元小中学校への観察機材の提供と講師の派遣
   〇稲敷市及び関係機関と本会役員との協議の場を必要に応じて開催しオオヒシクイ情報の共有化
    を図る
   ○越冬地の清掃活動
   ○その他設立及び活動の趣旨に合致するもの



お問い合わせは E-mail でお願いします
稲敷雁の郷友の会   ryukumiアットマーク apricot.ocn.ne.jp
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