音楽はどのようにして始まったのでしょうか
数少ない資料から、いろいろ考えてみると
・小鳥のさえずりなどの動物の鳴き声を真似する事からはじまった
・言葉の強弱や高低からうまれた
・歩いたりするときや、石器を作ったりするときのリズムからはじまった
・遠くに信号を伝えるときに音をだしたものから楽器がうまれた
・雨乞いをする時など、願いを強くあらわしたいときにうまれた
など想像できますが、決定的なことはわかりません。
○メソポタミアの音楽
世界でもっとも古い文化の一つであるメソポタミアの文明の遺跡から、ハープやリラ・笛・太鼓などを 演奏している人々の姿を刻んだレリーフが発見されています。
そのころの楽譜は残っていませんので、どんな曲を演奏していたかは分かりません。
○古代エジプトの音楽
エジプト文明では、すでに紀元前3000年ごろから、儀式や祭りのときに、さかんに音楽が演奏され ていました。
ピラミットの遺跡の中から、ハープ・リラ・あしの縦笛・クラリネットなどの楽器が発見されており、 壁画にも楽器演奏のようすが、沢山描かれています。
また、象形文字による楽譜らしきものも残されています。
○古代ギリシャの音楽
西洋文明発祥の地といわれるギリシャでは、紀元前1000年ごろから、音楽が盛んだったようです。
教育には、哲学・文学・体育とともに音楽がおもんじられていました。
また、音楽の理論的研究が行はれ、音階やリズムの種類が整えられました。
ギリシャ演劇では、合唱隊がつきますが、これはのちのオペラをうみだすきっかけになりました。
|