映画タイトル　「ダイ・ハード」
ノンストップ・アクションの金字塔「ダイ・ハード」は、ブルース・ウィリスの傷だらけの奮戦が、ダイ・ハードマン（けしてくたばらない奴）と言う流行語を生んだ。シベリウス作曲の「フェンランディア」は、まさに緊迫したストーリーの中で、ロシアの攻撃に対しフェインランド国民の間に盛り上がってきた愛国運動の機運を、より高揚するために作られたこの曲がピッタリでした。

映画タイトル　「逢い引き」
ラフマニノフが生み出したこの曲は、後に多くの映画のシーンに用いられ、クラシックの枠を越えた人気を獲得している。 １９４５年、デヴィッド・リーン監督、主演、シリア・ジョンソン、トレヴァー・ハワードのイギリス映画「逢いびき」では、「ピアノ協奏曲第２番」第２楽章のメロディが、許されない関係にある男女の胸の内の切なさを強調していた。 １９５５年の映画の名作「七年目の浮気」では主人公の男性が美女役のマリリン・モンローに気に入られるため、この曲の第１楽章をレコードで聞かせる。 １９５０年のアメリカ映画「旅愁」では、主人公の女性ピアニストがリサイタルのシーンでオーケストラをバックに第３楽章を演奏していた。

映画タイトル　「シャイン」
デヴィット・ヘルフゴット”ゴット・ヘルプ（神への助け）”「シャイン」の主人公は、そんな名前を持つ実在するオーストラリア出身のクラシックピアニストである。父親の過剰な愛と厳格な教育を受けた彼は、少年時代から天才的な才能をみせながら、そんな父親の重圧によって身体と精神を病み、ピアノから遠ざけられるが、やがて出逢った年上の女性との大きな逢いの中で感動のカムバックをはたす。ピアノ協奏曲第３番は、あんな情熱的な曲は子供には無理だとローゼン教授はデヴィット・ヘルフゴットの父親に向かっていう言葉はこの曲の難解さを物語っている。映画の中でショパンの英雄ポロネーズ、リストのラ・カンパネラなどが演奏される。オーストラリア生まれのスコット・ヒック監督が、８６年に彼デヴィット・ヘルブゴットの演奏会を聴き、以来彼の映画を作ることを夢みてきた。

映画タイトル　「眺めのいい部屋」

映画タイトル　「ディーバ」

映画タイトル　「地獄の黙示録」
ジャングル奥地に自らの王国を築いた米軍大佐を追う主人公は、ベトナム戦争の現実を垣間見る。絶望が生んだ享楽の地ベトナムを重厚で幻想的な映像で綴る一大叙事詩でした。この曲はリヒャルト・ワーグナー「ニューベルング指環」４部作の第２夜「ヴァルキューレ」の３幕。

映画タイトル　「ゴット・ファーザー」

映画タイトル　「２００１年宇宙の旅」

スペース・ドラマ「２００１年宇宙の旅」は、公開当初に「難解」の烙印を押されたものの、評価を高めた。従来のＳＦ映画の華々しさ騒々しさはまったくない。いかに科学が進歩しようとも、所詮人は宇宙空間の迷い子にしぎない、というペシミスティックスな宇中空間と、宇宙のはてに存在するであろう神への畏敬。 この曲は、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ（ゾロアスター教の開祖）がツァラトゥストラを通して自己の思想を展開した同名の著作にインスピレーションを受けただけで、その内容を音楽として表現したのではなく、この著作から感銘を受けた作曲者の精神が描かれているといいます。

映画タイトル　「ある日どこかで」

映画タイトル　「プラトーン」
正義感ばかり強くて世間知らずの青年が、ベトナムの戦場でまざまざと見せ付けられる地獄絵図。アメリカがあのベトナム戦争のもたらした悲劇のみならず、加害者としてのアメリカの功罪に言及した作品はこの映画が始めてだった。密林の泥の中をはいずる若い兵士たち、誰が敵か見方か識別できない混乱、機関銃やミサイルの爆音と共に耳をつんざく恐怖の絶叫。文字どおりベトナム戦争を総括する作品。この曲は、バーバーが１９３６年に作曲した弦楽四重奏曲第１番第２楽章を弦楽合奏用に編曲したもので、第１バイオリンが奏でる瞑想的なテーマはたいへん印象的。