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男親の生家が残る村である稲敷に移り住んで25年余り、大げさに言うならば人口より狸が多いこの土地で、15年位は無我 夢中で過ごしてきた。
還暦を過ぎた頃からあちこちに故障が出始め、病院の世話になる暮らしが続くようになった。
これではまずい!そうだ、これからの人生を前向きに楽しく過ごそう。それには無心にそして夢中になれることは何かを探り始めた。
それから十数年、自称興津山荘で幾つかのスタイルを持ち、スローライフを楽しんでいる。
●陶芸と灯油窯
妻も私も陶芸が好きで、よく笠間や益子に出かけている。
気に入ったものを見つけるのだが、値段が張るのであきらめるのも度々でした。
それなら自分で作れば良いじゃないか、といつからか思うようになり準備にとりかかった。
素材は安価でも道具類に費用が掛かったが、妻をくどいて灯油窯 を手に入れた。
それまで60肩通に悩まされていたのに、毎日粘土をこねているうち、すっかり肩の痛みが取れ、思わぬ陶芸効果?に喜んでいる。
今では、日常使う食器類の大皿等は妻のお気に入りまでになった。
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●そば打ち
蕎麦は素材のそば粉と水、それにわずかのつなぎだけ。いたってシンプルな食べ物なのだが、その味わいには世界でも類の無いほど、奥の深さがある。
この蕎麦の魅力に取り付かれた多くの人たちがいるように、私もその一人。
蕎麦打ち小屋を作り、満足の行く蕎麦打ちを追い求めているが、今だその道程は続きそうです。
イベントや各所へのボランテアで、打ち上げた蕎麦を美味しいと言ってくれる一言が、さらなるレベルアップへの力になっています。
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●石釜への挑戦 石釜築造工程は
ここからお入りください)
ホーロー浴槽を釜本体に利用し、耐火煉瓦で積み上げ、その上に陶芸用の粘土で覆い、さらに川で集めた石を積んだ本格的石釜を手造りした。
石釜には本当に凄い力がある。使う時はあらかじめ窯の中で1時間ほど薪を 焚きその余熱で焼く。
石釜で焼いたピザやパンの特長は、表面はパリッとして中はもちもちで美味 い。
さらには、三ツ星レストラン級と評判が高い特性ビーフシチューは大好評 (~ー~)
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●家庭菜園
安心・安全で美味しい野菜を食べたいなら家庭菜園が一番の近道かもと、雑草がボウボウ!の元畑を開墾し、?アールの菜園を手がけている。
有機栽培にチャレンジし、季節の野菜を土に触れて自分で育てる喜び、実って収穫する喜び、なんと言っても安全な野菜をおいしくいただけます。
なにより自分がつくったという安心感と満足感がおいしさを倍増しますし、育てることに心が癒され、体も健康でいられるのが家庭菜園にはあります。
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●語らいのデッキと薪ストーブ
友人との語らいの場所は、鳥の声や木々を渡る風の中が良い。
そんなことで、デッキを作った。やはり中央にはストーブが良く似合う。
天気の良い日は、妻がお気に入りの椅子で時間を過ごし、
来客があれば、この場所が応接空間にもなる。
823℃の高温を記録したほど、真冬でもこのストーブを囲んで団欒ができる優れものです。
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